絵札の続き ( シーケンス) は，上からリードします。 二番手以降の人がトリックを勝つときには，その反対に，シーケンスの下で取ります。
このようにして，互いに情報を伝えます。

　King から打ち出すのは，このようにシングルトンの場合と，その下に Queen を 持つ場合の 2 通りがあります。

　 ハートやクラブを打つと，Queen, Ace に取られ， このセット戦では 3 巡目を ラフ されて，King が勝てません。

　ここで を打ち返せば，必ず 1 トリック取れます。 しかも，パートナーの がシングルトンならば，スペードをブレイクできます。
　 もしもダックすると，味方が トリックを取る テンポ が遅れます。

　パートナーがブレイクしたスートを 忘れずに 打ち返せ。
(これをしない人が多いのにも，驚く。シングルトンのスートを打ち返してもらえなかった経験は， 誰にでもあるだろう。その経験を忘れてはいけない｡)

　なぜなら，
　(1)  は，パートナーが オープンしたスートです。
　(2) ダイヤモンドは，シングルトンかもしれません。
　(3) A  が勝てば，自分の J が昇格します。

　ダブルトンのハートの ラフ を狙って，9 を打ちました。 North が これに Q をかぶせたので，パートナーの K がフィネスに掛かり， この 1 トリックの損のために，負けました。
　 South のクラブが シングルトンだったので，A は ラフ されますが，K がフィネスされるより, A が ラフ される方が，増しでした。

　このように Q, J を持っていれば，いつでも Q を 打ち出します。