3NT
パートナーは，ハート 5 枚と 8〜9 pts の手でジャコビ･トランスファ 2 を使いました。
　 手もとのハートは 2 枚なので，ハートでのフィットはありません。したがって，コントラクトはノートランプです。
　 この手は 1NT オープンする手 (15〜17 HCP) の上限なので，3NT をビッドします。

　 4
上とほぼ同じ手ですが，ハートが 3 枚あるので，4 をビッドします。

　 4
トランスファの練習では，ビッド経過からパートナーの手を思い浮かべることが大切です。
　 このビッド経過では，パートナーのハートは 6 枚以上であり，手の強さは 8 〜9 pts です。
つまり，切り札はハートに決定されていて，4 に行くか パスするか の判断を求められています。
　 この手は 1NT オープンする範囲 (15〜17 HCP) の上限なので，4 をビッドします。

　 4
このビッド経過では，パートナーのスペードは 5 枚です。 手の強さが 10+ pts なので， 3NT をビッドしてきました。
　 スペードを 3 枚持っているので，4 を ビッドします。

　 4
このビッド経過では，パートナーのスペードは 5 枚です。 手の強さが 8〜9 pts なので，2NT をビッドしてきました。
　 スペードを 3 枚持っており，17 HCP なので，4 を ビッドします。

　 3
このビッド経過からは，パートナーのスペードとハートが どちらも 5 枚であり， 手の強さは 8〜9 pts であることが分かります。
ハートが 3 枚で，1NT をビッドする下限なので，3 をビッドします。

　 4
上と同じハンドですが，トランスファの過程が違います。
　 このビッド経過からは，パートナーのスペードとハートがどちらも 5 枚であり， 手の強さは 10+ pts であることが分かります。
つまり，ゲームがあることは確実で，4 と 4 の どちらを選択するかを訊かれているのです。
　 3 枚ある方のスート (ハート) で ゲーム 4 をビッドします。
　

　 3
2 というトランスファ･ビッドに対して
　 (1) 上限の HCP，
　 (2) ハートが 4 枚，
　 (3) ダイヤモンドがダブルトン
なので大歓迎 !
　 したがって，ジャンプして 3 を ビッドします。
　 こんなことは，滅多にありません。